<作品紹介>
都市生活者であり自然の一部でもある我々が、癒しへの憧れを感じ
自然に対し融和したいと感じる時、その間に介在する「到達出来ない距離」とは一体何なのでしょうか。
彼女の作品には、その謙虚な距離感が描き込まれています。
我々が融和へと到達しきれないある種の切ない魅力。それは観る者の想像力を彼方へと連れいくとともに、
白昼夢的なイメージとなり私たちの心の中心にやわらかな波動を送り続けます。
本展「beautiful scapes」は、金沢美術工芸大学在学中に、昭和シェル現代美術賞グランプリ受賞し、
卒業後アントワープ王立芸術アカデミー、ロンドン大学付属スレード美術学校において学び、
日本へ帰国後、POINTで開催された2005年の「garden」以来3年ぶりの待望の展覧会となります。
ぜひこの機会にご高覧下さい。