point of view co., ltd               [Japanese/English]




gallery POINT取り扱い作家8名による展覧会。

2005年に現在の恵比寿西に移転してから今年で3年目を迎えたgallery POINT。
この混迷を極める現代社会の闇の中にあって、私たちはギラギラと反射光を放ち回り続けるミラーボールのように、
これからも人生を狂わせる様な幾多の「視点」を世界に放射して行きたいと思っています。

本展は私達の約3年間の活動軌跡を総括し、新たな地平を見つめるための所属作家展です。
今までに発表した作品に加えて一部新作も交えての展示です。
皆様のお越しを心よりお待ちしています。

2008年12月12日(金曜)-12月28日(日曜)
open:12:00-20:00
place: gallery POINT  展覧会・作品に関するお問い合わせ 


        artist profile

伴美里
1977年生まれ。石川県生まれ。
1998年「昭和シェル現代美術賞」グランプリ受賞。金沢美術工芸大学卒業後、
ベルギーアントワープ王立芸術アカデミー、Byam Shaw School of Fine Art
(現Saint Martins College Of Art and Design)にて学ぶ。
2004年、The Slade School Of Fine Art(UCL)にてM.F.A修了。
その後ロンドンにてグループ展での作品発表などの活動を経て帰国。
2005年「garden」galleryPOINT。
2006年 金沢織物会社とのシリーズ「Hakusanensis」で図案を担当。
2008年 「cascade shower」個展/gallery Source。
2008年 「beautiful scapes」個展/galleryPOINT。

“cascade shower_4”
378×306mm
Oil on linen
2008

湯沢薫
1971年生まれ。東京都在住。
bookbinding, photography, experimental filmをサンフランシスコの San Francisco Art Instituteで学ぶ。
自身のインスピレーションから生じるビジョンを主に写真的技法で表現しているアーティスト。
そのイメージは霧の晴れた後に一瞬だけ現れる、だれも想像し得なかった衝撃的な風景。
日本の神話、幼年時代の記憶、夢、超自然的な現象など、インスピレーションの根源は多様で
彼女の内面にある鏡を通して映っている近隣の出来事のようにも見える。
ドローイングやインスタレーション制作にも積極的で、同様の世界観が見て取れる。
2007年、アイルランドで開催されたモGalway Art Festivalの展覧会において美術評論家
プレス関係者から絶賛を博した。
2008年12月ストックホルムのMIRAI PROJECTSにてグループ展「TOKYO ASSEMBLY LANGUAGE」参加予定。

“smoke and boy” 1030x1460mm
digital-silver halide print
2006

田中健太郎
1977年 滋賀県生まれ
1998年 第10回グラフィックアート「3.3」展入選
1998年 第21回ブルノ国際グラフィックビエンナーレ入選
1999年 名古屋造形大学卒業 /1999 CNIPC新人ポスターコンペティション グランプリ受賞
緻密である一方、大胆なタッチや構図で空想の建築や都市景観を描き出すアーティスト。
その空想の根源は一見すると、まだ見ぬ風景への憧れともとれるが 、
実際の作品を一目見ればアーティスト個人が抱える妄想的なストーリーの枠を超えて、
きわめて俯瞰的な現代社会への新しい視点や風刺が宿っていることに気づくだろう。

“Garden”
789×544mm
Indian ink on paper
2008

高田洋三
ドキュメンタリーな方法で歴史的・地理的な特殊性を写真として記録するだけではなく、
日常のそばに未来の世界を重ね合わせて、未知なもの、現代、人間、
生きることについての関わり合いを表現しているアーティスト。
1971年生まれ。札幌出身
1995年 筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業
1996年 亜細亜を半年間旅する
2002年 いくつかの職歴を経た後、フリーランス・フォトグラファーになる
2008年4月 101TOKYO Contemporary Art Fair 2008 参加。
2008年11月 文化庁の新進芸術家海外研修制度を受け渡米。

windless hill (4)
750×600mm
digital-silver halide
2006

諏訪綾子
1976年 石川県生まれ。
金沢美術工芸大学 商業デザイン学科卒業後、広告や編集の仕事に携わる。
2006年より '胃までコンセプトを届けるfood creationの活動をスタート。
食べ物を感覚的コミュニケーションの為の究極の素材として扱い新たな食の価値を提案する活動を行う。
2008 年6月 新宿伊勢丹地下食品売場リニューアル1周年記念プレスパーティーにてパフォーマンス。
2008 年7月 「sensuous food, emotional taste,」金沢21 世紀美術館にて初の展覧会。
2008 年8月 「味身」gallery POINT 宮原夢画との共作展覧会。
2008 年9月 横浜トリエンナーレ2008 のオープニングレセプションでフードパフォーマンス。
2008 年11月シンガポールの「Asia on the Edge 2008」に参加。ガラパーティーで
パフォーマンス、The Art house にて展覧会を予定。
"sensuous food, emotional taste,"
509×660mm
digital-silver halide
2008

倉田裕
1980年大阪生まれ。その後シカゴでの生活を経て現在ブルックリン在住。
2004年 Parsons School of Design, New York, NY BFA, Illustration取得後ニューヨークを拠点に活動。
主にギリシャ神話や野球、獣、人や日本のアニメーションなどのモチーフを画面上で混合し、
一つの調和のとれた幻想的な瞬間や世界観を表現しようとしている。
パリ、東京、ベルリン、ニューヨークなどの世界各都市で展示を行う。
2007 年 Air France のOrly 空港内ギャラリーにて作品展示。
2008 年7月 「HEROIC」個展/gallery POINT。
2008年10月 「The Wonder: Andy Kehoe, Ben Kehoe & Hiro Kurata」Black Maria Gallery(LA)
"Ace de Goban"  365×260×25mm acrylic, oil and ink on wooden panel

Ly(リイ)
1981年東京生まれ。
彼女の内面世界に登場するキャラクター達が織りなす景色を、連鎖的に構築して絵画として表現している
アーティスト。角の生えた奇妙な生き物や男性器を携えたクリーチャー、
生まれては増殖してゆっくりと消去っていく儚い世界観が特徴。
一見すると、まずは本人の死生観や性的な世界観が見て取れるが、さらには
現代社会に蔓延するディスコミュニケーションや性差などのボーダーを、
マージナルに行き来することへの憧れなど。作品からは隠されたメッセージが散見できる。
新国立美術館 SFT GALLERY 「TOKYO」
2007年 新世紀エヴァンゲリオン放映10周年記念企画「EVA AT WORK 」参加
2007年 「ワールズエンド.」個展/gallery POINT
2008年 「sleep walker」 個展/WALL art gallery Laforet Harajuku

“ 隙間から見えるもの”
410×315mm
Ink on paper 2008

KAMI(カミ)
1999 年以降、国際的アーティスト集団「Barnstormers」に初期オリジナルメンバーとして参加。
主に海外のプロジェクトで屋外内に印象的な壁画を発表。2003年以降パートナーであるアーティスト
sasu と共同プロジェクトHITOTZUKIを結成。共同制作を通じて多くの国々に作品を残す。
2005 年「X-color」水戸芸術館。
2007 年千歳烏山区民センター巨大壁画制作(HITOTZUKI)
2007年 Art Basel Miami Beach でのグループ展参加
2008年4月「The resurrection」個展/gallery POINT
2008年9月「Akasaka Art Flower'08」参加
2008年10月「NAMES Fest」参加/プラハ
2008年11月 「away to home」個展/gallery TRAX山梨(予定)
"RETROSPECTIVE"
NORTH CAROLINA SECCA MUSEUM as BARNSTORMERS project 2004

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